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【タスク管理ツール】ClickUpにガントチャート機能が来たぞ!

※他のツールとの比較記事ではありません。1つのツールをただただ褒める記事です。

最強のタスク管理ツール「ClickUp」が昨年末のアプデでついにガントチャート機能を実装した。無料版では使えないということで、当然だと分かってはいるが少し残念に思いつつ、ざっと試してみたのでレビューしてみようと思う。

前回の褒めちぎるレビューはこちら。Clickupとはなんぞやという人はこちらを見てほしい。
bishop.hatenadiary.com


改めて、今回実装されたガントチャート機能の利用には、UNLIMITED版以上の有料プラン契約が必要となる。すでにFREE版を使用している人も、サポートにメールしてみることで、2週間のトライアルを設定してくれるのでぜひ試してみるといい。私は下記の問い合わせフォームから問い合わせしてみた。英語で問い合わせしよう。
clickup.com

日本時間の夕方に問い合わせたので多少の時差はあったが、割とすぐに対応してくれた。翌日の朝にはガントチャートが使えるようになっていた。よく考えたら年末でそんなに使うこともないから1週間くらい無駄にしたな~と思いつつ今使ってます。良いところも悪いところもあるので順番にまとめよう。

できること

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ガントチャートサンプル
この画像で大体分かっていただけると思う。ガントチャートとしての十分な機能は備えており、ガントチャート表示だけで下記のようなことができる。

  • タスクの登録
  • ドラッグ&ドロップでstart dateとdue dateの調整
  • 見積工数の登録
  • メンバーアサイ
  • 優先順位の設定
  • ステータスの変更
  • タスク間の依存関係の設定
  • LIST毎や、依存関係を保持したままのリスケジュール
  • 週末は表示しない機能
  • LIST、PROJECTの進捗率表示

タスク情報の設定

できることの内、見積工数の登録、メンバーアサイン、優先順位の設定、ステータスの変更は、画面左側のタスク一覧で操作できるようになっている。タスク一覧には最初はタスク名しか表示されていないが、開始日や終了日も含めて、タスクの工数や優先順位、メンバーアサインなどの情報を任意で表示することができる。

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タスク一覧に表示できる内容
表示した項目は一覧上で変更が可能なので、ガントチャートにおいて必要な情報共有や簡単なリソース管理などは十分に可能なものとなっている。これでガントチャートを眺めながらメンバーへのアサインなどが効率的にできる。
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タスク一覧のカスタマイズ

タスクの依存関係

タスクの依存関係をガントチャート上で設定できる。チャート上のタスクにマウスオーバーすると足が出てくるので、依存させたい、もしくはしたいタスクにその足をドラッグ&ドロップしよう。依存関係のあるタスクが矢印でつながるので、一瞥してタスクの関係性を把握することができる。また、OPTIONから「Reschedule Dependencies」にチェックを入れることで、依存関係のあるタスクをまとめてリスケジュールすることも可能なので、計画を立てるときには活用したい。

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タスクの依存関係

LIST、PROJECTの進捗率

タスクのステータスをCLOSEにしていくと、ガントチャート上でLISTやPROJECT毎に進捗率を表示してくれる。LISTに含まれているタスクの数や開始日・終了日を加味して、プログレスバーを自動で生成してくれる。例えばタスクが10個中3個終わっているLISTであればプログレスバーを進捗率30%として表示してくれるようになっている。アジャイル開発のスクラムでいうスプリントをLISTに設定しているとすれば、そのスプリントが健全に進んでいるかどうかをこのプログレスバーでなんとなく把握することもできそうだ。普通の進捗管理にも当然使える。

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進捗率の表示

色分け

ガントチャートとしては当たり前だが、タスクごとにSTATUSに合わせた色に自動的に塗り替わるようになっている。また、他の切り口で、LISTごとに色分けして表示することも可能。この状態でもSTATUSや優先順位等を表示しておけるので、運用方法によってはこちらの方が見やすい場合もあると思う。選べる色はデフォルトと合わせて24色くらい。

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配色の変更

いまいちなところ

まだ不安定

操作していると、進捗率が即時反映されなかったり、色がおかしくなったり、ソートのルールが良く分からない等、まだまだ動作的に不安定のようだ。また、どういうわけかタスク情報がBOARD表示やLIST表示とリアルタイムにリンク出来ていないので、タスクをBOARD表示で登録したあとにガントチャート表示にしてもそのタスクが表示されない。逆もまた然り。WEB版で使っていれば、ブラウザの更新で表示されるが、デスクトップアプリ版では再起動が必要なので実用的でない。改善を期待する。

「今日」が分からない

ガントチャートを使ってると、「今どうなっているのか」をベースに「今後どう影響するか」、将来を眺めたくなるわけ。ただ、今のところ「今日」が分かりづらい。最初に表示した時は一応「今日」を起点に表示されるのだが、タスクをクリックする度にそこにフォーカスしてくれるので、すぐに「今日」が行方不明になる。できればちょっと色分けしてくれると助かる。ガントチャート上部にある「TODAY」ボタンで一応フォーカスして日付だけ一時的にハイライトしてくれるのだが、フォーカスが必要ないときもある。

やっぱり有料プラン

これがFREEプランでも使えたら至高神Zアプリだったが、仕方ないとは思う。とはいえ、価格帯的には他のツールと比較しても安い方で、かつ制限事項が少ないので、ガントチャート機能がついたことで、有料プランでもおそらく最強に近いツールだと思う。

今後の情報

Gantt View | ClickUp Tutorials & Docs
公式サイトのフィーチャーを見ると、今後下記機能のアップデートを予定しているそう。

まとめ

冒頭などでもお伝えしているが、有料プランであるUNLIMITED版以上でガントチャート機能が使えるようになった。使う人によって好みというのはあるだろうが、今タスク管理ツールを探していて、言語にこだわりがない方にはClickUpをおススメしていきたい。(有料無料かは価格は別にして、最近ではさほど選定の障害にはならないだろう。)日本のユーザが増えれば日本語リリースされるかもよ!Slackとかもそうだったでしょ!

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