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【TP-Link Deco M9 Plus】家の無線LAN環境をメッシュWi-Fiにした話

自宅の無線LAN環境を改善するために、メッシュWi-Fiを導入した話。

自宅は賃貸アパートのため、なかなか思うように有線ネットワークは敷設できない。となると、手軽なところで無線での環境構築となるわけである。当然既に無線LANの親機を設置しているが、どうにも我慢ならんことがある。なので、今回はその辺りを改善するのと、少し前から欲しかった・試してみたかったという欲求を満たすために、メッシュWi-Fiでの新たな無線LAN環境構築を決定した次第である。

今回導入したのはTP-Linkの「Deco M9 plus」

なぜ「Deco M9 plus」にしたのかという理由は下記の3つ。

  • 2個買い出来る
  • トライバンド構成
  • 完全シームレスローミングを謳っている

2個買いできる

よくあるメッシュWi-Fiの端末は3個セットというものが多いけれど、今回は2個パックのものを買った。これは、アパートの間取りが2LDKで、広さ的に3個も不要なことと、もし今後間違って家を建てても、広さ的に2つで十分カバーできるだろうという判断。間違えて豪邸を建ててしまっても、1個後から増やせばいい(絶対にない)。

トライバンド構成

トライバンド構成というのは、3つの周波数が使えるということだ。詳しい話はググってほしい。デュアルバンドのメッシュWi-Fiはぶっちゃけ意味がないので、トライバンドに対応する製品を待っていたところ、Deco M9 plusが出たわけだ。即購入に踏み切った。

完全シームレスローミング

最後に、完全シームレスローミングを謳っていること。シームレスに接続先の端末を変えますよということだが、なんぼのもんか試したかった。
届いた時点でウキウキしながら、もう設置してしまったので、開封前の画像とか開封直後の画像がないという失態をすでに犯しているが、使ってみた感想をつらつらと述べたいと思う。

設置と設定

1台目

必要なものは専用アプリ。私は設置前にスマホに専用アプリのインストールを始めた。インストールを待っている間に、1台目を電源につないで、とりあえずモデムと有線LAN接続した。その後に専用アプリを開いてみたところ、TP-LinkIDなるものの登録が必要らしい。とりあえず登録して、進んでみたところ、Decoの機種を選んだり、接続の指示があった。なんやかんやあるが、基本的には、必要事項の入力や選択だとか画面の指示に従っていればOK。途中「モデムの電源を落とせ」とか指示があったが、既に繋いでいるので無視して先に進んだところ、Decoには問題なく接続でき、SSIDやパスワードの設定が始まった。もうこれで1台目の設定はほぼ終わり。スマホで問題なくWi-Fi接続できていることを確認しよう。

2台目

スマホWi-Fi接続できれば、2台目の設定を継続して進められる。メッシュWi-Fiの特徴だろうか、「お前の家は何階構成だい?」と聞いてくるので、普通のアパートの人は1フロアとしよう。あとは2台目の電源を入れれば設定を始めることができる。といっても設置場所の情報くらいで、基本は全部自動で設定してくれる。最近は便利になったもんだ。

強度的なもの

当初の無線LAN環境では、リビングの隅っこにアクセスポイントを置かなくてはならず、その真反対の角に位置する寝室に設置された私のベッドの上ではスマホが電波を拾いきれず、動画は見れない・ブラウザは帰ってこないといったストレスを感じていた。そのためのメッシュWi-Fi導入だったが、電波強度がどうなっているか、ちゃんと計測しよう。I-O DATAのWi-FiミレルでWi-Fiを見る。Deco導入前では、強度は30以下で接続が切れることもしばしばあったが、今や電波強度80以上を常時維持している。これだけでも十分な改善だ。自堕落なインターネット生活 on the Bed を送ることができるぜ!

速度的なもの

これは正直電波強度の改善がデカいので、Wi-Fiに接続できていたところはそんなに変わらないと思う。ただ、安定感というところで、Deco M9 Plusはトライバンドで速度の確保が容易になっているため、複数台のWi-Fi使用端末があっても渋滞が起こりづらいという効果が期待できる。我が家は、スマホ2台、タブレット2台、ノートPCやデスクトップPC、プリンタ、Google homeWi-Fiに接続しまくっている。なんなら空気清浄機もWi-Fiに接続しているので、渋滞がヤバい。Decoのトライバンドで渋滞の緩和ができるか、効果のほどは長い目で見ていきたいと思う。

メッシュWi-Fiにして良かったこと

中継器とは違う

この利点については、他の専門サイトを見てもらった方が分かりやすいだろうが、中継器とは違い、アクセスする端末を自分で決める必要もないし、中継器にありがちな速度の低下も少ない。Decoはシームレスローミングというのが売りで、最も近くにあるDecoに接続先を変更するときに、「繋ぎ変えてますよ感」が非常に少なく切り替わる(無いとは言わない)。このため、電波強度や速度の安定感も格段にレベルアップしているように実感できているので、非常に満足している。

QoSが使える

これは通常の無線ルータでも上位のものなら使えるが、接続の優先順位を決められるQoSが付いてるので、嫁用のiPadが最優先接続になってます。

セキュリティソフトが入ってる

Deco M9 Plusにはセキュリティソフトが入っている。TrendMicroのデータベースを使用したものらしい。今のところ使用はQoSくらいしか使用していないが、アンチウィルスには期待している。

メッシュWi-Fiにしても別に良くなかったこと

端末が高い

今回購入したDeco M9 Plusの2個セットはAmazonの割引があっても3万円を超える。無線ルータとしても1個当たり1万5千円とまぁ高い。高すぎて嫁に費用対効果を厳密に出すように言われるほどだ。出さなかったけど。

設置に場所を選ぶ

思ったより大きかった。平置きすると困るほどでもないけどまぁまぁ場所をとる。壁掛けにしたくてホルダーを探してみたが、前モデルのM5には壁掛けホルダーがあるようなのに、M9用のは見つけられなかった。是非M9用壁掛けホルダーの発売と、壁掛けホルダーをはじめから同梱しておいてほしいところ。

まとめ

全体的に悪いところはほぼなく、価格くらい。2LDK以上の間取りで、古い無線ルータを使用していて買い替えを検討している、一部電波が届かないエリアがあるという人は十分に検討する価値があると思う。特に我が家のように無線接続する端末が10台近かったりするようなご家庭だったり、自宅のIoT化を進めている家電オタクだったりする方々は、メッシュWi-Fi、とりわけDeco M9 plusはIoT関連の機能強化もあるようなのでおススメだ。

追記(2019/08/22)

壁掛けホルダー出てました。いつからあったのか。まだ未使用だけど追記しておく。

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