Windows10 20H2 デスクトップ版Outlookが認証できなくなる問題
おはこんばんにちは、ビショップです。
備忘録です。
ITインフラ管理者の皆さん、Windows10 20H2のアップデート、もう完了しましたか?PCの台数が多いとWSUS経由での更新が上手くいかなかったり、大変ですよね。私の会社も、いまだにちょびっと残ってて、最悪手動でアップデートするみたいな状況です。
そんな中、いまだにちょいちょい発生する現象として、20H2にアップデート後、デスクトップ版Outlookでユーザ認証できなくなることがあります。
Outlookを起動した時点で、こんな画面が表示されたり…
そのまま起動しても、ステータスバーに「パスワードの入力が必要です」と出たりします。
この時は大体、ネットワークが「インターネット接続なし」という状態になっています。といっても、おそらく、普通にブラウザ経由でのインターネットは使用できていると思います。なんか変わったみたいですね。ネットで調べものできているのに接続なしとはなんぞや…。
解決方法
こんな時は、グループポリシーでなんとかします。
グループポリシーエディターで、ローカルコンピュータポリシー > コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > システム > インターネット通信の管理 > インターネット通信の設定 と順番に開きます。その中から、「Windowsネットワーク接続状態インジケーターのアクティブなテストを無効にする」をダブルクリックしてプロパティを開きます。
「未構成」になっているので「有効」にします。
あとはPCを再起動しましょう。
20H2へのアップデート後は、かなり頻発するので、みんな知ってると思いますが残しておかないと忘れそう。私はグループポリシーを配布して、ある程度自動で設定されるようにしていますが、タイミングが悪いとうまく当たらないので、時々設定しています。
レジストリでやる場合は、「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\NetworkConnectivityStatusIndicator」に「NoActiveProbe」という名前のDWORD値を作成して、値:1を設定しましょう。
このインターネット接続できているのに「接続なし」になる現象で困ったのはOutlookが使えなくなるくらいなので、そこまで大きなトラブルにはなっていませんが、メール使えないと騒ぐ人はいっぱいいますよね。