痛いところは煙に巻く

製造業のしがない社内SEが日記代わりにいろいろ書く

Hello,World

Üben Sie es nur recht fleißig, so wird es schon gehen

ベビーモニターで見守り体制を強化しよう!【Panasonic KX-HC705-W】

おはこんばんにちは、ビショップです。

先日、私事ながら子供が生まれたことを報告させてもらいましたが、いろいろ入用になりがちですね。あとやたら買っちゃう。散財しちゃう。

私の家はアパートなんですが、間取り的には2LDKになります。子供を寝かせるのは寝室にしてるのですが、起きちゃったときとか、寝返りしてうつぶせになったときとか、近くにいないと心配ですよね。そうはいってもずっとそばにいるのも難しい、そんなときにはベビーモニターと言われる監視カメラが有効だということですね。Amazonだけでもいろいろ種類があるし、普通の監視カメラでも役には立つわけですが、いろいろと検討した結果、タイトルにもあるように、Panasonicの「KX-HC705-W」を今回購入しました。導入から1か月ほど経ったので、レビューしたいと思います。
価格は16,000円程度とちょっとお高めですが、結論から言って買ってよかったです。
メーカーサイトはこちら
panasonic.jp

なぜこれを選んだか

まず、ベビーモニターには大きく2種類あると思ってください。専用のモニタが付属しているタイプとネットワークカメラとして機能してスマホやPCをモニタとして使うタイプの2種類です。今回の機種は前者のものですね。専用モニタが付属していて、設定不要ですぐに使用できる手軽なものです。スマホをモニタにするにしても、通知や時々見るたびにアプリを起動するには運用コストが高く、結局はタブレットなどを半ば専用機として使用することになりそうでした。意味ねぇっスね。ネットワークカメラの利点としては出先からでも見れることですが、ぶっちゃけ外から見る機会はないです。家で一人にすることもないですし、たいてい妻か私が家にいます。
というわけで、今回は専用モニタのタイプを探し、日本メーカーのPanasonicを一応選んだわけです。

カメラの性能

カメラの見た目はかわいらしいですね。お目々が2つ付いたロボ感のあるどっかで見たことある造形。
ベビーモニターに求められる機能は過不足なく付いてます。使ってないけど子守歌とか流せるらしい。

ナイトモード

暗視カメラね。夜寝る時に使いたいので、これがないと話にならないです。子供の体勢がどうなっているかしっかり確認できるので良いですね。そこまで高解像度である必要もないので十分です。

各種センサ

モニタ側にアラートを出してくれるセンサが3種類ついてます。

  • 動作センサ
  • 温度センサ
  • 音センサ

動作センサの感度が良すぎるのが難点ですかね。モニタ側から少し感度を下げた方がいいと思います。レベル3でも電気つけただけで動作センサに反応してアラートが出ます。妻はなにか反応してはいけないものに反応してるのでは、と慄いています。
温度センサは初期の検知温度が上限28度になっているので、夏ではすぐに反応するし、カメラの設置位置によっては周りの温度がそれ以上になっている可能性もあるので、少し上限下限ともに狭く設定しておいた方がいいと思います。
音センサは、赤ちゃんの泣き声に対して感度を高くする設定があります。違いは良く分かりません。

設置方式

置くか壁にねじ止めするかのどちらかです。設置にはなかなか苦労すると思います。ベビーベッドの都合上ちょっと上の方から撮りたいのですが、うちはアパートなので壁に穴を開けるのは避けたいところでした。なので今は壁に穴を開けても目立たない留め具を使用して吊り下げたカゴに入れてます。
f:id:bishop03428:20200923095542j:plain
クリップタイプの留め具を作ってベビーベッドに挟むのもアリだけどDIYするのが面倒だった…
一応ですが、充電して使えるタイプではないですよ。電源は確保が必要です。

モニタの性能

専用モニタです。特に気になる点はありません。カメラと合わせて設定不要で充電すればすぐに使えるのが強みです。
充電口はUSB マイクロBです。

f:id:bishop03428:20200923144831j:plain

画質もQVGA(320×240)でしっかり子供の様子が分かるし、フレームレートも最大10fpsとのことで、動きもちゃんと分かります。
音声は多少音割れが目立ちますね。子供が泣いてるのが分かればいいので、大した問題じゃないです。カメラ側の感度を高くしてれば普通の会話も拾えますし、何喋ってるかも分かります。

実際の使用感

アパートなので、どれほどのものかと思いましたが、導入して良かったですね。夜寝かしつけた後時間がとりやすいというのもそうですが、朝子供が勝手に起きて寝返りを打ち始めたこともすぐに分かります。私が早起きなのですが、子供も7時くらいには勝手に起きてくることが多くなりました。その時そばにいなくても動き始めたことが分かるので便利です。お母さんも起きてすぐに対応するのは難しいですからね。起きたらすぐに向かっておむつを替えます。お昼寝時も妻と一緒にお昼寝していますが私はモニタで見守っています。動きがあったときは一応確認に向かうようにしています。
子供とのQOLが上がるのは間違いないでしょう。アパートだから...という人も是非導入を検討してみましょう。

人の親になりました

長らくブログを書くのをサボっていました。
私事ですが、タイトルの通り、人の親になりまして、リア充としてより進んだ次第です。こんな記事誰が見るのか、いや、日記みたいなもんだから良いか。
書きます。

実際に産まれたのは4月初め、コロナ禍による緊急事態宣言が発せられるか否かの時で、幸いにも妻の出産に立ち会うことが出来て、産まれてきた喜びをすぐに分かち合うことが出来ました。陣痛が始まってから分娩室に入るまでに10時間以上かかり、妻としては非常に苦しかったでしょうが、分娩室に入ってからは1時間かからず産まれてきてくれて、割と安産だったのかと思います。

我が家の出産の次の日にはもう出産立ち合いは出来ないようになってしまったらしく、妻と子供の入院中もお見舞いもろくにできない状態でした。出産後の疲労から少しでも休めるようにと個室にしていたおかげで多少は多めに見てもらえることもありましたが。

その後もコロナ禍で生活・仕事に大分影響が出たこともあったり、色んなことがあった中で、ブログを書けるまとまった時間がなかなか取れませんでした。そんな折、この10月から育児休職を取得することができまして、妻のサポート・育児に集中できるようになりました。ということで、仕事をしない時間が出来ることもあり、少しブログ作成に時間を回したいなと今書いております。

今の時代は当たり前かもしれないですが、私が勤めている会社は男性の育休取得にも寛容で、さくっと取得が可能です。助かりますね。ただ、職場の同僚たちはたまったもんじゃないでしょう。とはいえ、取得する側としても仕事の引継ぎに追われつつ、通常の業務もあり、なかなか大変です。

休職前も、夕食の支度など出来る限りやってきたつもりですが、休職中は妻の負担をもっと軽減できるようにしたいですね。
出産と母乳をあげる以外は夫にも出来るって聞きました。

育児が進むにつれて、いろいろと導入した設備や仕組みもあるので、
その辺も今後紹介していければと思います。

私も妻も身長が高い方で、子供も非常にビッグサイズ。
身長も体重も立派なもんで、もうすでに抱っこも大変ですが、頑張っていきたいですね。

【SONY WI-1000XM2】最強のノイキャンで静かなテレワーク環境??

おはこんばんにちわ、ビショップです。

私生活にいろいろあって、前回の更新から非常に間が空いてしまった。

今日は新しいガジェットを購入したので、久々商品レビューしようと思います。
今回紹介したいのは、SONYのWI-1000XM2。
昨年2019年末に発売されたネックバンド型ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット。

f:id:bishop03428:20200526135454j:plain
WI-1000XM2

昨今のコロナの影響で在宅勤務や特殊な勤務が増えたのと、新しいイヤホンが欲しくなったのも相まって購入しちゃいました。清水の舞台から飛び降りた。
先日ついに政府が緊急事態宣言の解除を決定して、もしかしたら在宅勤務の機会も減っていくのかもしれませんが、ちゃんとした会社なら急に通常出社にはしないでしょう、ということでぜひ聞いて行ってください。役に立つかも。

良かった点

ハンズフリー通話可能

在宅勤務で使いたかったので、この機能はついてて当たり前なんですが、マイクの性能も悪くないようで、概ね好評です。聞き取りづらいとは今のところ言われてないですね。

高性能ノイズキャンセリング

職場に行く機会もあり、場合によってはちょっと騒音のある場所でも作業をすることがあります。在宅勤務の時も打ち合わせなどで絶対に聞き逃せない場合がありますね。そんなときこのノイズキャンセリングの能力に中々驚かされました。IT系の仕事をされている方にはなんとなく伝わりそうな言い方をすると、「サーバールームの騒音が半分になる」。ノイズキャンセリングってすごいんやな…。在宅時も生活音をさほど気にすることなく会議に参加できます。

ネックバンドタイプ

完全ワイヤレスじゃないのが良かったのです。耳からうどん生やしたくなかったし、絶対片方失くすから。前のモデルはバンド部分が金属?だったようで、コンパクトにできなかったようですが、XM2はシリコン製となり、くるっと巻いてコンパクトにケースに収納することができるため、持ち運びも苦じゃないです。カバンの中にとりあえず入れておけますね。

有線でも使用できる

地味に便利。Bluetooth対応してないものでも使える。Switchを携帯モードでやるときとか、飛行機の中でも使える。飛行機の座席で使える二股ステレオジャックアダプタもついてる。まだ飛行機では使ってないので、機会があれば使いたいです。

充電はUSB Type-C

今どきは大体そうか。

バッテリーが長持ち

フル充電なら8時間勤務+1時間の休憩くらいは余裕です。休憩時間にも少し充電してやればもっとイケますね。安心。今後の劣化具合は注意しておかないといけませんね。

ケースが付いてる

地味にうれしい。高級感がある。さすが高級イヤホン。

ワイヤレスハイレゾ対応

音響装置にそこまで思い入れがないのと、耳の性能があんまり良くないので、ハイレゾの違いは「まぁ確かに良いねぇ」くらいであんまり分かりませんが、LDAC対応でBluetooth接続しても音質の劣化が少ないそうです。

悪かった点

充電中は使用不可

注意事項でもありますよね。事前に充電しておけばいいんですがね。緊急時にはちょっとストレスですね。

高価

ソニーストアで3万5000円って高いよねぇ。ほぼ毎日8~10時間くらい使っているので、1日当たりで考えればそうでもないのでしょうか。

付属のUSBケーブルが超短い

どうでもいいですね。持ってるUSBケーブル使ってください。

総評

買ってよかったです。在宅勤務のツールとしては豪華なもんですね。ゲーミングヘッドセットで代用していた時もあるのですが、その時よりも当然スッキリしていますし、「すげぇの着けてるなぁ」っていう無駄な会話も産まれずにスムーズです。完全ワイヤレスは失くしてしまいそうで怖いけど、ハイレゾ対応で通話もできて性能の良いノイズキャンセリング機能のワイヤレスイヤホンが欲しい、値段は厭わない、という方で金銭的に余裕のある方はぜひSONY WI-1000XM2をお試しあれ。

サボったっていいじゃないか、人間だもの。おすすめサボり術

おはこんばんにちは。

会議には出れません。私は今、サボっています。
Wikipediaを縦断するマウスのコロコロを磨いています。
特に何も考えず、ただただ時間が過ぎるのを待って、やる気が出てくるのを待っています。

こういう日もある。やる気も出ず、いまいち集中できず、注意力が散漫になりがちな時に、無理をして仕事をするべきではない。そういう時に限ってミスをして、周りに迷惑をかけてしまうことがある。適度に気を抜いて、次の仕事に集中するエネルギーをためることも重要だ。

言い訳ですね。

でもダメなときはダメなんですよ。私は特に浮き沈みが激しくて、まったく手につかない日があります。集中できるときは自分なりには凄いと思うんですけどね。デキる人は適度にサボっている、なんていう記事もちょくちょく見かけますし、割り切ってサボることも重要じゃないかと思います。成果さえ出ればね。

というわけでサボりがてら、今日は私的なオススメサボり術でも公開しましょうかね。なおPC作業をメインとした人向けです。

オススメサボり術

PCの整理

あなたの使っているPCのデスクトップを整理しましょう。デスクトップに無駄にファイルやショートカットを置いていませんか?デスクトップの乱れは心の乱れとも言います。なにがしかのアイコンが10個以上あるなら今すぐ整理しましょう。本当に使っているのはその程度です。なんならWindowsを使っている人はCtrl+Aの後右クリックしてShift+Dしましょう。そうすれば混沌の極みから解放されます。必要なものも消えますけど。真に美しいデスクトップはアイコンが一切存在しないデスクトップです。この世にはゴミ箱すら不要です。
あとはダウンロードファイルが保存されるフォルダやドキュメント関連のフォルダも整理しましょう。1年も同じPCを使っていれば大量にゴミがたまっているはずです。不要なものは削除して心も体もPCも軽くなりましょう。

デスクの整理

あなたの今座っているデスクを整理しましょう。引き出しにずいぶん昔から入っている書類がありますね?何も考えずにシュレッダーに入れましょう。シュレッダーは一度に投入できる枚数に限界があります。つまり、時間がかかるということですね。これは絶対不変の原理であり、何物にも干渉されない因果です。シュレッダーにかけるという行為は時間のかかるものとして、誰にも邪魔されない暇つぶしです。最高ですね。何も考える必要すらありません。今こそそのごみ溜めのような引き出しに眠っていた書類を開放するときです。シュレッダーごみは自分で片付けましょう。
キーボードやマウスを掃除してもいいでしょう。マウスをひっくり返してみてください。なんか良く分からないゴミが付いていませんか?取りましょう。隙間になんか詰まっていませんか?手垢です。取りましょう。キーボードも、「定期的に掃除されるからトイレの便座の方がまだ綺麗」といわれるほどに汚いです。まさかその手でご飯食べてませんか?アルコール除菌しましょう。

Wikipediaなどのサイト

いわずもがな暇つぶしの最強ツールですね。Wikipediaは文字が中心のページがほとんどですので、後ろから見られた際の怒られるリスクはかなり低いと言えます。一方Wikipediaは、深夜に見ていると気が付いたら核融合の記事を調べていた、なんてこともざらにある「禁断の果実」とも言われています。見てるだけで気が付いたら終業時間という過ちを起こしやすいが故に、上級者向けとも言えます。短時間で切り上げるための自分を律する心と、ブラウザのすぐ後ろにExcelやWord、仕事してるっぽいPDFを開いておきましょう。周囲に人の気配を感じたらショートカットですぐに切り替えるのです。自分を律する心があればサボるのをやめたらどうだ。
インターネッツは会社によっては監視されたりアクセス記録が残るようになっていたりします。なので、会社のルールに則ってほどほどにしましょう。とても厳しい会社もありますので、気を付けましょう。いかがわしいサイトだけは絶対に避け、Amazonで欲しいものリストを作成して妄想する程度にしておきましょう。

ブログネタを考える

ブログをやってる人は、ブログネタを考えてもいいですね。ただし、ブログを書くのはオススメしません。業務時間中にやってることがバレたら大目玉です。気を付けましょう。

自己研鑽に努める

勉強や情報収集など、自分を磨く時間にあててはいかがでしょうか。今後の自分のためになりますね。
…は?何言ってんの?サボるやつが自己研鑽に努めるわけねぇだろ。寝言は寝て言えよ。

最後に

今まで紹介したサボり術の実践は自己責任でお願いします。実践して皆様がいかなる被害を被ったとしても、一切の責任は負えませんので悪しからず…
ぶっちゃけ、PCのモニタは結構遠くからでも見えますし、全然関係ないことやってるのはバレてます。やるときはやって、しっかり成果を出していれば、余程でなければ特に何も言われることはないと思います。何事もほどほどに…

WSUS構築 私的な勘所

おはこんばんにちは、ビショップです。
久々の更新。ただのサボり。

最近Windows7の延長サポート期限が終わったことが話題ですが、Windows Server 2008も地味に一緒に期限切れしてますので入れ替え対応を結構してました。で、久々にWSUSの設定をいくつかしたんですが、忘れがちなのとMicrosoftのサイトが分かりにくいのと、やっぱり安定稼働しづらいのでメモ代わりに記事にしようと思います。

ハード的なところ

  • CPU:どうでもいい
  • メモリ:8GB以上
  • WSUSコンテンツの保存先ディスク容量:800GB以上

体感的に安定して稼働する構成はこんなところ。保存先は好みで、私の場合はDドライブを作って直下にwsusというフォルダを作ってWSUSコンテンツの保存先に指定しています。このDドライブの容量は800GBくらいあるとなんとなく安定するイメージです。500GBだとクリーンアップウィザードが失敗しがち。この手の情報は調べても意外と見つかりません。正解はないんだと思います。ですので、環境によっては必ずしも充分ではない可能性があります。余裕を持ったスペックが必要だと思います。

必要な機能・ソフトウェア

  • Windows Server Update Services(当たり前だな)
  • Webサーバ(IIS
  • Windows Internal Database
  • Microsoft Report Viewer 2008 SP1 再頒布可能パッケージ
  • SQL Server Management Studio

Windows Internal Databaseはデフォルトだと使います。SQL Serverとか使ってもいいんですが、面倒なのでそのまま。Report Viewerはレポート表示に必要。SSMSはWSUSのメンテに必要。ということで5つの役割・機能とソフトを使用します。インストール方法とかは割愛。

設定的なところ

IIS

IISのマネージャーからアプリケーションプールの「WsusPool」を右クリックして「詳細設定」を表示。下の方のプライベートメモリ制限を「4000000」に設定する。

f:id:bishop03428:20200128112415j:plain
WsusPool
f:id:bishop03428:20200128112436j:plain
WsusPoolProperty

WSUS

WSUSの主要な設定は割愛します。環境次第なので!見落としやすいところで、ポート番号の変更が必要になる場合があります。Windows Server 2012以降のWSUSではWSUSサーバとクライアント間で利用されるポートのデフォルトが80から8530に変更されました。なので、会社などの環境、クライアントの参照先設定によってはクライアントがWSUSサーバを正常に参照できずコンピュータがいつまでたってもWSUSに表示されない場合があります。そういった場合は、WSUSサーバ側のポート番号を80に変更してあげる必要があります。
WSUSサーバのコマンドプロンプトで下記コマンドを実行します。

"C:\Program Files\Update Services\Tools\wsusutil.exe" UseCustomWebSite false

少し時間がかかることがありますが、”ポート番号の仕様: 80”と表示されれば変更されます。WSUSで使用されるポート番号の確認は、WSUSの管理ツールを開いて、左ペインのサーバ名をクリックしたときに表示される概要から確認できます。

定期メンテナンス

WSUSは定期的にメンテナンスが必要です。Microsoftは少なくとも月に1回のメンテナンスを推奨しています。いちいち手動でやるのは面倒なので、定期的に実行されるようにタスクを仕込んでおきます。手動でやる場合は別途調べてください。

インデックスの再構築

SQLコマンドが必要です。下記のSQLをコピーしてSQLファイルを作成してください。Microsoftのサイトからもダウンロードできたと思ったのですが、ちょっとサイトが見つからないので、興味のある方は探してください。一応注意になりますが、WIDを使用していること前提なので、SQLServerを使用している人は別途調べてください。

/****************************************************************************** 
This sample T-SQL script performs basic maintenance tasks on SUSDB 
1. Identifies indexes that are fragmented and defragments them. For certain 
   tables, a fill-factor is set in order to improve insert performance. 
   Based on MSDN sample at http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms188917.aspx 
   and tailored for SUSDB requirements 
2. Updates potentially out-of-date table statistics. 
******************************************************************************/ 
 
USE SUSDB; 
GO 
SET NOCOUNT ON; 
 
-- Rebuild or reorganize indexes based on their fragmentation levels 
DECLARE @work_to_do TABLE ( 
    objectid int 
    , indexid int 
    , pagedensity float 
    , fragmentation float 
    , numrows int 
) 
 
DECLARE @objectid int; 
DECLARE @indexid int; 
DECLARE @schemaname nvarchar(130);  
DECLARE @objectname nvarchar(130);  
DECLARE @indexname nvarchar(130);  
DECLARE @numrows int 
DECLARE @density float; 
DECLARE @fragmentation float; 
DECLARE @command nvarchar(4000);  
DECLARE @fillfactorset bit 
DECLARE @numpages int 
 
-- Select indexes that need to be defragmented based on the following 
-- * Page density is low 
-- * External fragmentation is high in relation to index size 
PRINT 'Estimating fragmentation: Begin. ' + convert(nvarchar, getdate(), 121)  
INSERT @work_to_do 
SELECT 
    f.object_id 
    , index_id 
    , avg_page_space_used_in_percent 
    , avg_fragmentation_in_percent 
    , record_count 
FROM  
    sys.dm_db_index_physical_stats (DB_ID(), NULL, NULL , NULL, 'SAMPLED') AS f 
WHERE 
    (f.avg_page_space_used_in_percent < 85.0 and f.avg_page_space_used_in_percent/100.0 * page_count < page_count - 1) 
    or (f.page_count > 50 and f.avg_fragmentation_in_percent > 15.0) 
    or (f.page_count > 10 and f.avg_fragmentation_in_percent > 80.0) 
 
PRINT 'Number of indexes to rebuild: ' + cast(@@ROWCOUNT as nvarchar(20)) 
 
PRINT 'Estimating fragmentation: End. ' + convert(nvarchar, getdate(), 121) 
 
SELECT @numpages = sum(ps.used_page_count) 
FROM 
    @work_to_do AS fi 
    INNER JOIN sys.indexes AS i ON fi.objectid = i.object_id and fi.indexid = i.index_id 
    INNER JOIN sys.dm_db_partition_stats AS ps on i.object_id = ps.object_id and i.index_id = ps.index_id 
 
-- Declare the cursor for the list of indexes to be processed. 
DECLARE curIndexes CURSOR FOR SELECT * FROM @work_to_do 
 
-- Open the cursor. 
OPEN curIndexes 
 
-- Loop through the indexes 
WHILE (1=1) 
BEGIN 
    FETCH NEXT FROM curIndexes 
    INTO @objectid, @indexid, @density, @fragmentation, @numrows; 
    IF @@FETCH_STATUS < 0 BREAK; 
 
    SELECT  
        @objectname = QUOTENAME(o.name) 
        , @schemaname = QUOTENAME(s.name) 
    FROM  
        sys.objects AS o 
        INNER JOIN sys.schemas as s ON s.schema_id = o.schema_id 
    WHERE  
        o.object_id = @objectid; 
 
    SELECT  
        @indexname = QUOTENAME(name) 
        , @fillfactorset = CASE fill_factor WHEN 0 THEN 0 ELSE 1 END 
    FROM  
        sys.indexes 
    WHERE 
        object_id = @objectid AND index_id = @indexid; 
 
    IF ((@density BETWEEN 75.0 AND 85.0) AND @fillfactorset = 1) OR (@fragmentation < 30.0) 
        SET @command = N'ALTER INDEX ' + @indexname + N' ON ' + @schemaname + N'.' + @objectname + N' REORGANIZE'; 
    ELSE IF @numrows >= 5000 AND @fillfactorset = 0 
        SET @command = N'ALTER INDEX ' + @indexname + N' ON ' + @schemaname + N'.' + @objectname + N' REBUILD WITH (FILLFACTOR = 90)'; 
    ELSE 
        SET @command = N'ALTER INDEX ' + @indexname + N' ON ' + @schemaname + N'.' + @objectname + N' REBUILD'; 
    PRINT convert(nvarchar, getdate(), 121) + N' Executing: ' + @command; 
    EXEC (@command); 
    PRINT convert(nvarchar, getdate(), 121) + N' Done.'; 
END 
 
-- Close and deallocate the cursor. 
CLOSE curIndexes; 
DEALLOCATE curIndexes; 
 
 
IF EXISTS (SELECT * FROM @work_to_do) 
BEGIN 
    PRINT 'Estimated number of pages in fragmented indexes: ' + cast(@numpages as nvarchar(20)) 
    SELECT @numpages = @numpages - sum(ps.used_page_count) 
    FROM 
        @work_to_do AS fi 
        INNER JOIN sys.indexes AS i ON fi.objectid = i.object_id and fi.indexid = i.index_id 
        INNER JOIN sys.dm_db_partition_stats AS ps on i.object_id = ps.object_id and i.index_id = ps.index_id 
 
    PRINT 'Estimated number of pages freed: ' + cast(@numpages as nvarchar(20)) 
END 
GO 
 
 
--Update all statistics 
PRINT 'Updating all statistics.' + convert(nvarchar, getdate(), 121)  
EXEC sp_updatestats 
PRINT 'Done updating statistics.' + convert(nvarchar, getdate(), 121)  
GO 

上記のSQLをsqlwid_reindex.sqlという名前で保存したとします。それをWSUSサーバのDドライブ直下に保存したとします。タスクスケジューラに下記コマンドを登録します。

"C:\Program Files\Microsoft SQL Server\110\Tools\Binn\SQLCMD.exe" -S \\.\pipe\Microsoft##WID\tsql\query -i D:\sqlwid_reindex.sql -I -o D:\wsus\reindexout.txt

起動タイミングなどは好きに設定してください。同期の時間とは被らないようにしましょう。このコマンドはDドライブのwsusフォルダにログが出力されるようになっています。

クリーンアップウィザードをPowerShellで実行

不要な更新ファイルや古いコンピュータなどは溜まっていく一方なので邪魔になります。クリーンアップウィザードで定期的に削除してあげる必要がありますが、通常はWSUSの管理ツールから実行してあげないといけません。ですがPowerShellからコマンドで起動する方法があります。これを利用してタスクスケジューラにPowerShellコマンドを仕込んであげます。

Powershell -Command "Invoke-WsusServerCleanup -CompressUpdates -CleanupObsoleteUpdates -CleanupObsoleteComputers -CleanupUnneededContentFiles -DeclineExpiredUpdates -DeclineSupersededUpdates" > D:\wsus\wsusClean.txt

こちらも起動タイミングなどは好きなように設定してください。かなりの時間がかかります。同期の時間とは被らないようにしましょう。このコマンドもDドライブのwsusフォルダにログが出力されるようになっています。

トラブル対応

ディスク容量が小さいと、WSUSコンテンツの容量に追いつかず、WSUS管理ツールが頻繁にタイムアウトしたり、クリーンアップウィザードが失敗したりします。そういった場合は最初からWSUSを再セットアップしちゃいましょう。IISから何からすべてなかったことにしてから再セットアップすることでなんとかなる場合があります。勇気をもって機能の削除とファイルの削除を行いましょう。

まとめ

  • ハードウェアスペックは余裕のある構成で。特にディスク容量
  • 旧環境からのバージョンアップなどによってはWSUSポートの変更が必要
  • 手動メンテナンスは面倒なのでタスク化しよう
  • トラブル時は思い切って最初から設定しなおそう

【対策編】Google Chrome 78 がクラッシュする件 2019年10月

おはこんばんにちは、ビショップです。

10月23日のGoogle Chrome 78へのアップデート後に、Chrome自体がクラッシュする事態が頻発しておりまして、今もちょいちょい問い合わせを受けている状況です。そんな中、いよいよ対応策を決めたので、せっかくなので記事にしておこうと思います。過去記事がだいぶ長くなってるので、記事分けて書こうと思います。現象と環境、いろいろ調査した内容については過去記事をご覧ください。

bishop.hatenadiary.com

主な原因

Google Chromeのコミュニティでまとめられていますが、アンチウィルスソフト特にSymantec Endpoint Protectionの古いバージョンがインストールされている環境で発生していることが多いようです。コミュニティの方では、具体的にバージョン14.2以上へのアップデートを推奨しています。
参考:https://support.google.com/chrome/thread/17555930
とはいえ、私の対応している環境では、SEPのクライアントが最新版になっているものでも発生しています。もしかしたら旧バージョンからサイレントアップデートしているとダメなのかも?一度クリーンインストールも試してみる必要ありかしら。

具体的な対応策

クリアしたい課題

ショートカットを作って起動オプションを設定する、という対応策がネットでも暫定的な対策として非常に多く見られますが、過去記事でも言及しているように、会社の環境で多発している場合はそんな個別に対応してられないぜ!となります。なので、なにがしかの方法でショートカットを配布するか、もしくは根本的な対策が必須となります。ショートカットの配布については、恥ずかしながら弊社、ITリテラシが低いので「こっちのショートカットに変更してね!」って言ってもなかなか対応できない人が多くいますし、Webページごとにショートカットをデスクトップに配置してらっしゃる方も多数いらっしゃします。ということで、単純にショートカットを、ということにもいきません。やはり根本的にGoogle Chromeの起動をなんとかするしかなさそうですね。

結局

今回私がとった対策は、レジストリをいじるやーつです。必要な作業は、

1.テキストエディタを開く
2.下記をコピペする

REG ADD “HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome” /V RendererCodeIntegrityEnabled /T REG_DWORD /D 0 /F

3.batファイルとして保存する
4.なにがしかの方法で各端末へ配布・実行する

正しく実行させるには管理者として実行する必要があります。ログオンスクリプトとかでは適用が難しいので私の場合はIT資産管理ツールと呼ばれるツールで配布→管理者として実行する形をとっています。IT資産管理ツールっていうのは、LanScopeとかSKYSEAとかそういうの。
なんにせよ、こういう対応は気持ち悪いので、GoogleでもSymantecでもいいので、ちょっと手を加えてすんなり動くように修正版をリリースしてほしいものです。

Google Chrome 78 がクラッシュする件 2019年10月

おはこんばんにちは、ビショップです。
久々の更新ですが、トラブルが起きたので。

10月23日からGoogleChromeがバージョンアップされて、78になったのかな?最近Chromeを使ってなかったので、あんまり意識してなかったんですが、社内のPCでChromeが使えなくなった!という問い合わせがちらほら上がってきまして。起動しても下の画像のように表示されるだけで、設定を開いても同じ画面になってしまうと。

f:id:bishop03428:20191024112308j:plain
chrome_error

困りましたねぇ。どうやら起きてる環境もまちまちのようで、しかも、私の使ってる環境では起きてないので、より分からない。調べたところ、原因はある程度絞り込めていて、いくつか対応方法もあるようなので、試してみました。その感想を簡単にまとめておきます。

起動オプションをつける①

Chromeのショートカットを作って、起動オプションを付ける対応方法その1です。ここで使用するのは「--no-sandbox」を付ける方式。Chromeサンドボックス化することでレンダリングJavaScriptにおける任意のコードを実行できるといった脆弱性を低減させていますが、その機能をオフにして起動するということですね。
これは会社のセキュリティ的にはアウトでしょう。個人では自己責任で良いですが、社内の端末に適用するのはオススメできません。っていうか、各端末に設定が必要なので、10台やそこらじゃいいけど、百台単位じゃ無理ってもんですよ。

起動オプションをつける②

Chromeのショートカットを作って、起動オプションを付ける対応方法その1です。こちらは「--disable-features=RendererCodeIntegrity」というオプションを使用します。れんだらーこーどいんてぐりてぃ?という機能をオフにして起動するってことですかね。こちらがなんとなく影響も少なそうなので、よさげなのですが、①の方法と同じで、手間がすごいのが問題。いったん見送り。

Symantec Endpoint Protectionのバージョンアップ

原因として挙がっているんですが、SEPのバージョンが14.2より古いと、RendererCodeIntegrityの機能と相性が悪いようで発生するみたいです。なので、最新版にアップグレードしましょう、ということですね。が、私の会社のSEPは私が管理してますが、ちゃんと14.2 RU1になってるんですよねー。問題の起きてる端末も14.2 RU1であることが確認できてます。なので、今詰んでます。

SEPのスキャン対象からchrome.exeを除外する

会社のPCでこんなことするわけにはいかないので、試してないです。この方法でも解消する場合としない場合があるようなので、個人環境で試す分にはいいんじゃないでしょうか。

他のブラウザに逃げる

最強。話によるとEdgeでも似たような現状が発生したっていうのも何かで見たんですが今のところ発生した端末ではFirefoxに逃げてもらっています。Chromeを社内標準にしてしまっているので、社内システムはぶっちゃけGoogleChromeでしか動作確認してません。できる限り早めに解決してChromeに戻したいところですね。

Webアプリケーションの増えてきた昨今、弊社もさることながら、標準として使用してることの多いであろうGoogleChromeでこんな風になってしまうとは。早いところ解決してほしいですねぇ。さすがにGoogleChromeコミュニティの方にもたくさん投稿があるので、しばらくすれば修正版のリリースもあるんじゃないでしょうか。ひとまずそれ待ちですかねぇ。
グループポリシーとか使ってスクリプト投げれば起動オプション付きショートカットの配布もできますが、修正版出た後にまた差し替えるのも面倒だし、なんだかなぁ。

発生してる環境(一例)

Windows 10 Pro バージョン1607
Google Chrome 78.0.3904.70
Symantec Endpoint Protection 14.2.4814.1101

追記

対策編の記事を書きました。そちらも参考になれば。
bishop.hatenadiary.com

スポンサーリンク